20160412
新国立劇場にて、美輪明宏版『毛皮のマリー』を観る。
言わずと知れた寺山作品。もう飽きるほど観ているし(否、飽きてはいないが…)、戯曲も読みまくっているし、私自身、30年近く前に某アングラ劇団での上演に出演しているし、非常に愛着のある作品。美輪明宏版も毎回観ている。今回は、美輪さんと若松さん以外のキャストが一新。
個人的には、若松さんの狂いっぷりが健在で、なんとも嬉しい限り。『LOVEマシーン』に乗って登場する美少女・紋白の場面が、私のいちばんの楽しみであり、観ていてもっとも高揚する場面でもある。
ピンクのふりふりミニスカートと厚底ブーツに化け物メイクで、縦横無尽に舞台を駆け回る狂人ぶり、これぞ我らがWAKAさまの真骨頂。まさに水を得た魚である!
肝心のマリー対欣也よりも、紋白対欣也、あるいはマリー対水夫の関係性のほうがより際立って見える舞台だった。下男(醜女のマリー)役で初出演の梅垣氏も、意外なほどハマっていてびっくり。
そして、ラストは毎度のお約束。美輪さん演出の舞台は、何故いつもああなってしまうのだろう。物語は昇華され、舞台は神格化されていく…。これがあの「寺山修司」の、「天井桟敷」の『マリー』なのか!? 否、美輪さんの世界だから、これはこれでアリなのかもしれない。

劇場を出たところで、嫁から電話。ゴールデン街火災の報を知る。昨年、映画で共演させていただいた石川さんのお店が、被害に遭われたとのこと。
帰宅後、テレビを点けると、ゴールデン街の理事長でもある石川氏が、各局のニュース番組に出まくっている。自分のお店が被害に遭ったというのに、大変だ。心よりお見舞い申しあげます。
スポンサーサイト
プロフィール

天才ナカムラスペシャル

Author:天才ナカムラスペシャル
アーティスト、役者、作・演出家、文筆家、など。
通称、天ナス。
1968年生まれ。日本大学藝術学部演劇学科出身。80年代後半より役者として多数の舞台・映像作品に出演。99年より「天才ナカムラスペシャル」の名でアート活動を開始。
個展、イベント出演、野外パフォーマンス、舞踏家や映像作家とのコラボレーションなど、多数。
2015年より、荒木太郎監督の映画に連続出演。

ツイッター: http://twitter.com/ten_nas

■近年の主な活動■
Vシネマ『未来世紀アマゾネス』(友松直之監督) 出演(2017)
映画『色慾怪談 ヌルッと入ります』(荒木太郎監督) 出演(2016)
映画『溺れるふたり ふやけるほど愛して』(荒木太郎監督) 出演(2016)
映画『やわ乳太夫 月夜の恋わずらい』(荒木太郎監督) 出演(2016)
映画『息子の花嫁 いんらん恋の詩』(荒木太郎監督) 出演&劇中画(2015)
個展「優しい狂気展2」新宿ベルク(2014)
朗読劇『宮沢賢治の夜』出演(2014)
朗読劇『ヴィクトリア駅』出演(2014)
舞台『インディペンデント宣言』出演(2013)
など

★出演・原稿の依頼等は下記宛へお願いします。
■天才ナカムラスペシャル事ム所■
ten_nas9912@yahoo.co.jp

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR